日常生活の活動を向上し廃用症候群を予防しましょう

廃用症候群

聞いたことはありますか?

この病気は

今では”生活不活発病”とも言われている病気です

生活が活発でなくなってしまう病気、

どうして廃用症候群になってしまうのでしょうか?

どうしたら廃用症候群の予防・改善をすることが出来るのでしょうか?

 

予防できる病気なら身近な方や自分が廃用症候群にならないよう、

もしなってしまったなら、ケアできるようにしていきましょう

 

どんな症状が廃用症候群になってしまうのか、なりかねないのかみてみましょう!

 

①筋力の低下

例えば絶対安静の状態で筋肉の伸び縮みが行われないと

1週間で10〜15%の筋力低下が起こると言われています

動かないと筋肉が減ります

 

②骨粗鬆症

骨に荷重されないことで骨がもろくなります

例えば宇宙飛行士

地球上では、重力の負荷により特に意識しなくても、一定の骨量や筋肉が維持できていますが

宇宙では無重力のため負荷がないので地上の約10倍の速さで骨の密度が低下するケースもあるそうです

約10日間無重力状態にいると約3.2%の骨成分の喪失が起こるそうです

動かないと骨が減ります

 

③関節萎縮

関節の周囲の皮膚や筋肉、靭帯などの軟骨の組織が変形することにより関節の可動域

(動かすことのできる範囲)が低下します

動かさないと関節の動きが悪くなる

 

④皮膚が褥瘡になる

不潔な状態が続いた皮膚や、圧迫された皮膚、また栄養不良などが原因で起こります

ベットでの生活時間が長い方は、後頭部、肩、肩甲骨、脊椎

椅子に座った状態が長い方は、仙骨、尾骨などによく起こります

動かさないと皮膚が潰れる

 

⑤起立性低血圧

ベット上での体位変換や些細な動きでも立ちくらみが起こります

 

 

 

 

 

 

 

不活発で動かない方は血液の循環が悪くまた心臓の筋肉が低下します

 

⑥消化器系への影響

動かないと食欲が低下する

腸の蠕動運動が低下し、食べ物の栄養吸収率が低下します、そのため体重も減少し、便秘になります

 

⑦精神的な影響

お家に閉じこもりがちは社会的孤立状態を作ります

脳の機能は低下し、

不安や意欲低下、集中力の低下、うつ状態、知的機能の活動の減退になり

やがて認知症へと進行する場合もあります

昼間の夜の時間が逆転し見当識や睡眠のリズムが障害されます

例えば思い通りに体を動かせなくなる事実に落ち込んでしまい、心の病に陥ってしまう方もいます

 

 

 

 

 

 

 

⑧呼吸器系への影響

不活発、動かない状態だと筋力低下は呼吸筋にも起こります

肺活量の低下や最大換気量が低下します

 

このように

様々な原因で

横になっている状態や寝てばかりになると不活発…活動しない状態に

知らず知らずのうちになってしまいます

気づかないうちに運動能力が衰え、

自分で動くことが思うようにできなくなるだけでなく、

ほかの体調不調を起こしてしまう病気です

 

様々なきっかけで起こる廃用症候群

その悪循環を断ち切るには

活動的になる機会を作ることです!

またそのためには周囲の人の協力が必要です

自分でできることは自分でする!

できることが少しでも増えていけば廃用症候群、生活不活発病は防ぐことができるのです