高齢者の傷つきやすい皮膚
角質水分量が低下している高齢者の皮膚は
水分を外から補うための保湿ケアが大切です
私たちケアスタッフは
ご高齢者の方が肌着を脱ぐと”ぱぁっ”と白い粉が舞い上がるのを
入浴介助をさせていただくときよくお見受けします
肌を健康に清潔に保つためには
① 洗う
②保湿する
③保護する
この3つが大切です
高齢者の方の特徴を踏まえてお話ししましょう
①洗う
高齢者の方は皮膚の構造上で言うと表皮というところが大変薄くなっています
薄くなっているのでちょっとした刺激でも傷がつきやすいのです
しかも乾燥していて、汗や皮脂の分泌も少なくカサカサです
だから下着を脱いだ時に”ぱぁっ”と白い粉が舞うんですね
弱酸性の泡で優しく、優しくこすらずに洗ってあげましょう
②保湿する
保湿のタイミングは入浴や綺麗に洗った後15分以内が適しています
少し多いかな?と思うほどの十分な保湿剤をこすらず優しく手のひらで温めてから塗ります
量の目安は手のひら2つほどの面積を塗るとすると
保湿剤は指の第一関節長さが適量です
(finger tip unit フィンガー チップ ユニット)
③保護する
保湿剤を塗ることにより
外からの刺激から皮膚を守り、刺激物が皮膚の奥の組織まで侵入しにくく
皮膚にバリアを張ってくれます(バリア機能)
特に高齢者の方の肌は
水分が少なく、皮膚(表皮)が薄くテカテカしています
バリア機能が低下して汗や皮脂の分泌が低下しています
そのために保湿剤を塗り肌を保護してあげるのです
肌を健康に清潔に保つための
① 洗う
②保湿する
③保護する
さっそく今日から実践して
健康な皮膚を保ちスキントラブルを防止しましょう